ふき。
はじめて子供の時に食べたとき苦手だなと思った。
昔数回食べた程度。
ふきのとう。
大人になってふきのとうという花になる前のつぼみ状態で食べるものがあると知った。
(ちなみにふきのとうが成長してふきになるわけではないらしい)
秋田と青森の県境に位置する自然豊かなところにある日景温泉に宿泊した帰り。
宿のすぐそこにある川を見物してたら、大量に咲いている「ふきのとう」のを発見した。
へ~~ふきのとうってこんな密集して育つのね!とびっくり。
気づくとそこら中にある。
いやあ日景温泉のあたり、すごかったなあと車で田沢湖へ向かい始め…
数分立たずに、道路上にも大量のふきのとうがいることに気付く…。
気づかなかっただけで道路上にずっといたんじゃないかなふきのとう。
え、めちゃたくさんある。
というかずっといる。
ずっと道路上にいる…。
気になってGoogleで調べると「秋田蕗」というのが有名だそうな。
昔々の、諸大名が江戸に集まったとき、自国のものを自慢しあう話になったときのこと。
秋田藩の佐竹義峰は秋田の蕗は太さは竹・葉は傘のようであると自慢したが、
誰も信じてくれなかった。
いくら大きいからといってそんなものがあるはずがない。
と、笑い、大噓つき呼ばわりした。
怒り心頭な義峰…。
至急速飛脚(超超速達)で江戸にふきを届けさせた…
という話がありほっこり。
秋田蕗発祥の地が大館市にあったので見に行きました。
秋田ふきの像。
近くにお店もあったけど残念ながら閉まってました。
その後…
田沢湖のまわりにも大量にいるし…
角館にもたくさんいるし…
角館の西宮家には、ふきのとうとふきがいるし…
ふき・ふきのとう。一度迎え入れると根っこが横に横に伸びていってしまうので、
好きだからと言って自分の庭にはやすと大変なことになるそうな。
秋田のふきに驚愕した旅でした。
ちょっと多すぎて怖い。